校長先生のお話~尾藤二洲先生
2019年2月13日 18時56分今日の校長講話は、尾藤二洲先生のお話でした。
4年生以上の子どもたちは知っていますが、あまりよく知らない低学年の皆さんのために、まず、二洲先生の紹介をしてくださいました。
二洲先生は1747年に川之江村に生まれ、4歳の時にけがのために右足が不自由になりました。しかし、学問に励み、44歳で幕府から昌平校の教官となりました。
二洲先生が全国に知れ渡るほどの立派な先生になれた理由は…
〇 右足が不自由なことをマイナスにとらえず、学問に一生懸命励んだこと
〇 自分でじっくりと考えて、深いところまで学問の内容を理解しようとしたこと
〇 一生懸命頑張る二洲のことを理解し、助けたり支えたりする友達や家族がいたこと
二洲先生自身が、努力したのはもちろん、周囲の家族や友達が二洲先生を理解し、助けたり、支えたりしたことも大きな要因でした。
お互いの立場を考え、仲間同士の思いやりが自然に生まれたからこそ、みんなが成長できたのです。
最後に、座右十戒を紹介してくださいました。本日、子どもたちがプリントも持ち帰っていますので、ぜひご覧ください。
座右十戒
一 何かをするときは、そのことに集中しなさい。
二 がんこにならないで、人のいいところを見習いなさい。
三 動作はひかえめにして、えらそうにしないこと。
四 言葉は、簡単にして、しゃべりすぎないこと。
五 何かをするときは、まず、その善悪を考えなさい。
六 物に接するときは、正しい方法を選びなさい。
七 すべてのことにおいて、機会を逃さないようにしなさい。
八 たった一つであっても、きまりは破らないこと。
九 みんなといるときは、人の意見に流されないこと。
十 ひとりでいるときも、つつしみを忘れないこと。